1年前の台湾で胃腸炎…ツアー史上初の開幕2連勝に挑む佐久間朱莉は「慎重に」
2026/03/11 16:20
◇日台女子ツアー共催◇台湾ホンハイレディース 事前(11日)◇オリエントG&CC(台湾)◇6720yd(パー72)
佐久間朱莉は前週の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で、国内女子ゴルフの1988年ツアー制施行後では2003年大会の不動裕理以来23年ぶり2人目の“前年女王・開幕戦優勝”を手にした。今週はさらに大きな記録がかかる。開幕2連勝となれば、ツアー史上初の快挙だ。
「先週勝ったと言っても…。今できることを全力でやるだけです」。浮かれた様子のなさに女王の落ち着きを感じさせる。ただ台湾という場所は佐久間にとってより慎重にならざるを得ない。
約1年前。今回の開催コースで「ダイキン―」前週開催の台湾ツアー「台湾プレーヤーズ選手権」に出場し、期間中に大変な目に遭った。「何に当たったのかはわからない。疲れもあったんだと思う」とお腹を壊し、40℃近い高熱が出た。診断結果は「胃腸炎」だった。「食事には気をつけています。食べるのは必ず火の通ったもの」と苦笑いで現地での食生活を明かす。せっかくだから台湾料理の美食を楽しみたい気持ちを抑え、うがいをするのもペットボトルのミネラルウォーターを使う徹底ぶりだ。
コースに対しても慎重だ。昨年の台湾プレーヤーズ選手権は体調不良を押して、通算4アンダー10位で終えた。「グリーンの傾斜がきつくて、セカンドショットからのジャッジが大事。(つけどころ次第で)すぐ3パットをしそう」というグリーン。風もある。優勝スコアの予想は「2桁アンダーいくかいかないかぐらいかな」。コース内外で“マネジメント”に気を配りながら、偉業達成に挑んでいく。(台湾・桃園市/加藤裕一)