佐久間朱莉、菅楓華ら全米女子オープン切符獲得ならず 日本勢有資格者は19人
◇国内女子◇Sky RKBレディスクラシック 最終日(18日)◇福岡雷山GC(福岡)◇6489yd(パー72)◇曇り(観衆3049人)
佐久間朱莉、菅楓華、安田祐香が優勝を逃し、今季メジャー第2戦「全米女子オープン」(29日開幕/ウィスコンシン州エリンヒルズ)出場の可能性が消滅した。安田は世界ランキング81位、佐久間は82位、菅は93位で今大会に勝てば “最後の出場資格”である「5月19日時点の世界ランキング75位以内」に滑り込む可能性があった。日本勢の有資格者は19人(各予選会場の補欠を除く)で全米開幕を迎える。
安田は最終日を首位と7打差37位の厳しい位置で迎えていたが、佐久間は3打差8位、菅は4打差12位と“逆転V圏内”からスタート。菅は5バーディ、1ボギーの「68」で、佐久間はボギーなしの「69」でともに通算9アンダー6位に終わった。
佐久間は出だし1番で下り4mの微妙なスライスラインを沈めてバーディ発進したが、2番で5m、3番では2m弱のチャンスを外すなど波に乗り切れなかった。ホールアウト後は少し涙目になりながら「昨日よりいいショットが打てて、チャンスがあったけど決められず…。今週は思いが強かったので、メンタルコントロールがうまくできなかったかもしれません」と話した。
菅は5試合ぶりとなる今季5度目のトップ10入りに「最近の中ではすごくいいゴルフができたと思います」と満足感を口にしたが、表情に明るさはなし。「ドライバーで左へのミスが少し多かった。スイングリズムの問題だと思いますけど…」と、伸ばしきれなかったことに悔しさをにじませた。(福岡県糸島市/加藤裕一)
<日本勢の全米女子オープン有資格者>
・笹生優花(過去10年の大会優勝者)
・渋野日向子、古江彩佳、竹田麗央、小祝さくら(前年大会トップ10)
・西郷真央、畑岡奈紗(昨季米ツアーポイントランク上位30人)
・山下美夢有、岩井明愛、岩井千怜、桑木志帆、河本結、鈴木愛(3月24日付の世界ランク75位以内)
・林菜乃子、池羽陽向、泉田琴菜、※長澤愛羅(日本地区予選通過者)
・馬場咲希(ハワイ地区予選通過者)
・勝みなみ(ミネソタ州地区予選通過者)
※はアマチュア