竹田麗央が3年連続予選落ち危機 コース不在で女王戴冠も?
◇国内女子◇伊藤園レディスゴルフトーナメント 初日(8日)◇グレートアイランドC (千葉)◇6769yd(パー72)◇晴れ(観衆3573人)
年間レースで1位を走る竹田麗央が10月「NOBUTA GROUP マスターズGC」以来、今季4度目の予選落ち危機だ。1バーディ、5ボギーの「76」で回り、カットラインに5打届かない4オーバー84位と出遅れた。
「前半も後半もショットが曲がってしまった。バーディチャンスにつかず、良いマネジメントができなかった」
前半5番(パー5)で3mのイーグルチャンスにつけたがバーディに留まり、続く6番から3連続ボギーをたたいた。6番はティショットを左に曲げ、7番は50cmのパーパットを外した。8番もティショットが右の林に入るなど、3オン2パットでスコアを落とした。
今大会は3年連続3回目の出場で、過去2年は予選落ち。「朝の練習は良かったが、コースではなかなかイメージわかなかった」。前週の日米共催「TOTOジャパンクラシック」を制して勢いに乗る21歳にとって、“鬼門”のコースと言えそうだ。
年間レース2位の山下美夢有とは771.52pt差。次週「大王製紙エリエールレディス」(愛媛・エリエールGC松山)が優勝300pt、翌週メジャー「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」(宮崎CC)が優勝400pt。仮に竹田が今週予選落ちに終わっても、山下が単独4位以下で竹田の初の戴冠が決まる。
「体は元気というか、大丈夫ですが、集中力は続かなかった。あしたは1打でも少なくあがれるようにしたい。また切り替えて頑張りたい」。予選落ちによるコース不在時の女王戴冠だけは避けたいところだ。
山下は4バーディ、1ボギーの「69」で回り、トップと5打差の3アンダー16位発進。「ショットもパットも決まらなかった。流れもつかめなかった」と渋い表情を見せた。
2年ぶり2度目の大会制覇へ「最後はショートゲームだと思うので、決めきれるように練習したい」。3年連続の逆転女王へ気合を入れた。(千葉県長南町/玉木充)