ジャンボ邸でクラブ調整済み 原英莉花が渡米前ラストゲーム
◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 事前(3日)◇東名CC(静岡)◇6590yd(パー72)
今大会を終えると、原英莉花は来季の米ツアー出場権を懸けた予選会に向けて渡米する。現在の世界ランキングは100位で12月の最終予選会(10月8日時点の世界ランク75位まで)からは加われず、10月15日にフロリダ州・プランテーションG&CCで始まる4日間72ホールの2次予選会に臨む。
前週の「日本女子オープン」開幕前に、師事する尾崎将司の“ジャンボ邸”を訪れアイアンの最終調整を図った。「どこか違和感があって、ジャンボさんがいらっしゃれば見てもらえるかなって思って行きました。結局お会いすることは出来なかったけどライ角をいじったりして、構えた時の見え方はすごく良くなった」と納得の仕上がりになった。
大一番のディフェンディング大会を8位で終え、ショットに課題は残しつつも「試合の中での気持ちの持っていき方と組み立てのところはすごく前向きになってきた」と収穫を得た。今季はドライバー、アイアン、ウェッジ、パターと新モデルを試しては入れ替える時期もあったが、現在は「どういう球筋で打つのか」に意識を傾ける段階にいる。
2020年で5位に入るなど過去6回出場してきた大会。コースは熟知しており、1番から出る初日は「ティショットがちょっと打ちづらくて、縦距離も合わせにくいのですごく大事」という出だし2ホールをポイントに置く。右ドッグレッグが続く14番と15番も「いまボールが捕まりやすいので、余計に気を付けたい」警戒ホールだ。
「アップダウンがあって難しいコースだけど、しっかり毎日アンダーパーで回って優勝争いをしたい。いつもと変わらずにやりたい」と目標を掲げ、渡米前に弾みをつけたい一戦へ意気込んだ。(静岡県裾野市/石井操)