「120分の39」でも最多じゃない 日本女子オープンは“@”がズラリ
◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 事前(25日)◇大利根CC 西コース(茨城)◇6845yd(パー72)
今年の「日本女子オープン」には39人ものアマチュア選手が出場する。フィールド120人の3分の1に近い規模で、予選ラウンドのペアリング(2ウェイ3サム)を見ても、全40組のうちアマチュアを示す「@」がついた選手が2人いる組が12組を占める。
57回目を迎えるナショナルオープンにおいて出場したアマチュア選手が最も多かったのは、1977年に兵庫県の花屋敷ゴルフ倶楽部 ひろのコースで行われた第10回大会の96人。フィールドも182人と巨大だったが、それでも半数を超えた。
1968年に98選手(うちアマチュア43人)で始まった大会は当初、アマが半数を上回ることも珍しくなかった。今回と同じ茨城県の大利根CC 西コースでの直近の開催だった1971年も出場132人のうちアマチュアが80人。日本ゴルフ協会(JGA)が初めて単独で大会を主催した年でもあった。
77年の第10回大会がピークとなり、1992年以降にアマチュアの出場選手が30人を超えたのは2014年(30人)と畑岡奈紗が史上初のアマチュア優勝を飾った16年(32人)だけだった。今回の39人は1987年以来の多さとなる。
東西2会場で2日間にわたって行われた最終予選から、繰り上がりを含めて36人が参戦。毎週のように転戦してシード争いを演じるツアープロにとって、予選会はツアートーナメントの最終日翌日からの2日間競技というタフなスケジュールになる。
千葉県の鷹之台CCではアマチュアの山下心暖が高野愛姫と同スコアでトップ通過。兵庫県の小野GCでも8月の「日本女子学生」を制した神谷桃歌をはじめ、寺岡沙弥香、仲村梓、中嶋月菜と7人が並んだ首位の4人をアマチュアが占めた。
<日本女子オープン出場資格>
(1)2024年「日本女子アマ」優勝者
(2)2023年「日本女子ミッドアマ」優勝者
(3)2023年「日本女子オープン」ローアマ
(4)世界ランキング上位20人(2024年7月29日時点)
(5)過去10年の「日本女子オープン」優勝者
(6)2023年「日本女子オープン」上位15位
(7)2023年日本女子ツアーメルセデスランキング上位30位
(8)2024年日本女子ツアーメルセデスランキング上位30位(8月12日時点)
(9)直近5年の「日本女子プロ選手権」優勝者
(10)前年「日本女子オープン」翌週から大会前週までの日本女子ツアー競技優勝者
(11)最終予選通過者
(12)日本ゴルフ協会特別承認者