13歳アマ須藤弥勒はデビュー2連戦目の予選突破へ「攻めながらも守りに」

◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 事前（29日）◇GOLF5カントリーみずなみC（岐阜）◇6559yd（パー72）

13歳のアマチュア・須藤弥勒はツアーデビューした前週「ニトリレディス」（北海道・桂GC）に続く参戦になる。この日、クラブハウスを訪れて「とりあえず目標は予選突破です。できる限り狙っていきたい。攻めながらも守りに徹するゴルフをしたい」と意気込んだ。

決勝ラウンド進出となれば、ツアー出場に13歳以上の年齢制限が設けられた2017年以降では新地真美夏（14歳91日 2021年スタンレーレディス）を抜いて最年少記録となる。

前週は初日から「85」「78」で通算19オーバー、最下位118位で予選落ちを喫したが、この日までの練習ラウンドで調子もあがってきたという。「先週に比べてパーオンできるホールが多い。芝も（北海道の洋芝と）違うし、安心します」。2週連続でスポンサー契約をしている企業の冠大会だけに気持ちも高まる。

今週は“憧れ”でもある原英莉花が「NEC軽井沢72」以来3週ぶりに国内復帰する。「名前も有名。飛ばすイメージがありますし、自分にないもの持っている。海外の試合に出ている選手とやれるのはうれしい」と笑顔。初めての予選通過で少しでもお近づきになりたいところだ。

前週の結果を受け、指導を受ける父からは今大会の成績が悪かったら、「ゴルフを辞めろ」と厳しい言葉が飛んだという。それでも須藤は「さすがゴルフ5の須藤弥勒だなという成績を残したい」と取材を終えると近隣の練習場に足を運んだ。

大会期間中は台風10号の影響が懸念されるが、開幕前日の夕刻時点では予定通り開催される予定だ。（岐阜県瑞浪市／玉木充）