2024年 北海道meijiカップ

イーグルクイーンへ今季7個目 「簡単に獲れる」桑木志帆が本領発揮

2024/08/03 18:41
イーグルフィニッシュにご満悦の桑木志帆( Yoshimasa Nakano/Getty Images)

◇国内女子◇北海道meijiカップ 2日目(3日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6568yd(パー72)◇曇り(観衆4722人)

今週を前に、今季イーグル数はツアートップに並ぶ6個。最終18番(パー5)で、桑木志帆がその本領を見せつけた。グリーン手前ラフから20ydの3打目を52度のウェッジで放り込んだ。通算8アンダーに伸ばし、首位に1打差に迫って最終日を迎える。

ボールは深めのラフに沈んでいたが、「なんか入りそうだな、と思っていた」と予感があったチップインイーグル。「最近は結構ある」というそんな兆候も、イーグル奪取の多さにもつながっているようだ。直近では1カ月前の「ミネベアミツミ レディス」2日目の6番パー5。この日と同じく、グリーン奥からのアプローチがイメージ通りにカップに吸い込まれた。

飛距離が伸びてイーグルは「結構、簡単に」(Yoshimasa Nakano/Getty Images)

今季イーグル数は昨季の7個に早くも並び、竹田麗央に1つの差をつけて単独トップに立った。イーグル数は「あまり気にしていないけれど結構、簡単に獲れて」とサラリと話す。

「去年よりも飛距離が出ているし、しっかりセカンドで(グリーンを)狙えたりする。アプローチの技術も上がっているので」。イーグル増は、全体的なスキルの底上げを示す指標にもなっているようだ。

この日のベストスコアに並ぶ「65」で、初優勝を飾った6月「資生堂レディス」に続く2勝目は射程圏内に入った。「このコースはバーディもダボも出やすいと思うので、しっかりマネジメントをして、耐えながら伸ばしていけたら」。攻守でアプローチが強みとなりつつある21歳の持ち味は、優勝を争うライバルたちの大きな驚異になる。(北海道北広島市/塚田達也)

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