小祝さくら「久々なのですごくうれしい」 渋野日向子との同組プレーを歓迎
◇国内女子◇北海道meijiカップ 事前(31日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6568yd(パー72)
小祝さくらにとって、シーズン2回目を迎える出身地・北海道での大会。中でも今週は自宅を構える北広島市での開催とあり、さらに地元色の強まる一戦となる。
メジャーなど大会の規模に関わらず、常にフラットな心構えで臨めているという小祝だが、それは地元大会であっても変わらない。加えて、今年は同学年の渋野日向子が5年ぶりに出場することも、少なからず感じるプレッシャーを和らげてくれると踏んでいる。
「今年はシブコ(渋野の愛称)も出る。みんなシブコとかに応援に行くと思うので、自分は普通にいつも通りやるだけかな、という感じです」とにこやかに話した。
とはいえ、予選ラウンドは「何となくですけど、“なるんじゃないか”と思っていた」という予想が当たり、2021年「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」以来となる渋野との同組プレーに決まった。さらに同学年の吉本ひかるを加えた“黄金世代”の3サム。そんな注目組に入っても「シブコと一緒の組なのは楽しみですし、久々に回るのですごくうれしい」とワクワク感が上回る。
前年大会は最終日を2位でスタートしながら優勝を逃したが、9回目の出場で自己ベストとなる3位でフィニッシュ。「例年あまり良いイメージがなかったので、去年上位に入れたのはすごくうれしかった。今年もいい感じで行けたらと思います」と、前向きになれる材料は多い。
今年は3週後の「ニトリレディス」(北海道・桂GC)を欠場し、同週開催の海外メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」(スコットランド・セントアンドリュース オールドコース)に出場するため、今週が小祝にとっての今季道内ラストゲーム。「最後の北海道で、いい結果で終えられるように頑張りたい」。主役の一人として、注目組から大会を盛り上げる。(北海道北広島市/塚田達也)