小祝さくらと“背番号トーク”で力が抜けた? 竹田麗央がボギーなしの「65」
◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 3日目(20日)◇ザ・クイーンズヒルGC(福岡)◇6505yd(パー72)◇晴れ(観衆3164人)
そろってプロ野球観戦に出かけたり、竹田麗央は小祝さくらを姉のように慕う。8度目の同組ラウンドとなったこの日も、笑顔でおしゃべりする場面が目立った。
「けっこう野球の話をしました。この選手の背番号はどうとか、みんなで野球やりたいねとか」。メジャー「全米女子オープン」で渡米した5月末、自身のSNSで推定100km超の直球を披露したりする竹田の“推し”はオリックスの豪腕・山下舜平大投手。背番号が昨年の「12」から今年「11」に変わったことで「私は11番の方が似合うなって思うんです」と話したり、そんな他愛もないやり取りが楽しい。
ちなみに竹田が野球選手になるなら、背番号は「かっこいいから5番」。ポジションは「投手は責任が重いから、ショート」がいいらしい。
小祝とのトークは、ゴルフにも好影響を与える。過去7度の同組では9ホールのみプレーした3月「明治安田レディス」最終ラウンド以外、すべてアンダーパー。この日は21位スタートから、ティイングエリアが前に出されたパー4の5番で1オン2パットのバーディを奪うなど、ボギーなしで「65」をマーク。通算14アンダーの8位に浮上した。
最終日に「77」と崩れて55位に沈んだ前週のメジャー「アムンディ エビアン選手権」は「もう記憶から消しました」と笑い、プレーテンポの早いもの同士とあって「さくさく回れます」と相性の良さを語った。
首位と6打差で最終日を迎える。逆転可能の“圏内”は「5打差ぐらいなら」と話したが、その差は1ストローク。通算10アンダーの小祝と組は分かれてしまったが、伸ばし合いのコースなら大逆転劇もなくはない。(福岡県糸島市/加藤裕一)