惜敗にSNSのコメント600件超 河本結「最後まであきらめない心が届いた」
◇国内女子◇リゾートトラスト レディス 事前(22日)◇関西GC(兵庫)◇6545yd(パー72)
前週「ブリヂストンレディース」で2位に終わった河本結のInstagramには600件以上のコメントが集まった。
「2位だったけど、『最後のバーディが感動した。うれしかった。泣いた』とか言われると最後まで一打に集中してプレーして良かった。勝つことだけが感動を与えるわけじゃないし、最後まであきらめない心がたくさんの人に届いたことを感じることができて良かった」と振り返った。
最終日は1打差首位で出て「71」でプレーした。最終18番(パー5)をバーディで締めくくり、意地のアンダーパーも優勝した竹田麗央に2打及ばなかった。
今季はQTランキング4位の資格で参戦する。開幕から2試合連続予選落ちの厳しい滑り出しだったが、「今年はできると洗脳している」。1年以上前から師事するメンタルトレーナーの指導で瞑想を取り入れる。雑念を振り払いゴルフだけに集中する環境を整えてきた。今季は優勝こそないもののトップ10が5回で年間ポイントレースは8位。結果がついてきている。
20日(月)にはうれしい報告も届いた。弟の河本力が「全米オープン日本地区最終予選会」(滋賀・日野ゴルフ倶楽部キングコース)を突破し、本戦出場権を獲得した。
「めっちゃうれしかったです。…『ナイスー』と電話しました。(弟からは)『イエーイ』って」。1歳下のかわいい弟の弾む声に思わず笑みがこぼれた。自身も予選会を突破して、次週の海外メジャー「全米女子オープン」(30日開幕/ペンシルベニア州・ランカスターCC)に挑戦する。弟に負けじと気合も入る。
この日はプロアマ戦で調整。「コースの印象はドッグレッグが多くてトリッキー。私はパッティングもだけど、セカンドショットがキーになる」。2019年「アクサレディス」以来、5年ぶりツアー2勝目にイメージを膨らませた。(兵庫県三木市/玉木充)