先輩&戦友に刺激受け 4位発進の桑木志帆「目標だけに集中」
2024/04/12 18:57
◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 初日(12日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6518yd(パー72)◇曇り(観衆2383人)
大会前、桑木志帆はツアー5勝のベテラン青木瀬令奈に練習ラウンドをともにしてほしいと願い出た。
「ゲームの組み立て方を教わりました。なので、きょうはこういうコースは全部バーディを取れるホールではないと事前にマネジメントしました。パー5で全部バーディ取るつもりでラウンドしたら良い感じにできました」と振り返った。
前半4番(パー5)は奥カラーから15mを放り込み、最終18番(パー5)は2打目をグリーン奥まで運び、10ydから58度で2mにつけてバーディを奪った。4つのパー5の2ホールを含む5バーディ、1ボギーの「68」でプレー。首位と1打差の4アンダー4位で発進した。
「今週は調子が悪かったから7オーバーぐらい行くだろうと思ってラウンドしていました。ショットも前までは調子が良くなかったので、不安要素が大きかった分の7オーバーという感じでした」。自身の予想を大きく裏切る結果に胸を張った。
大きな刺激もあった。前週「富士フイルム・スタジオアリス」では仲の良い佐久間朱莉が1打差2位で惜敗し、涙を流した。ツアー初優勝を求める仲間でもあり「泣いている朱莉を見てこっちも泣けてきた。また身が引き締まって今週、迎えることができた」。自身も昨年11月「TOTOジャパンクラシック」に1打差2位で惜敗しただけに痛いほど気持ちがわかった。
「自分が崩れる可能性もあるので、本当に集中力が鍵になってくる。他人のプレーは気にせず、自分の目標だけに集中したい」と残り2日へ気合を入れた。(熊本県菊陽町/玉木充)