ジワリ5206万円差 生涯賞金1位の不動裕理「申ジエさん頑張って」
2023/10/12 15:55
◇国内女子◇富士通レディース 事前(12日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6679yd(パー72)
13億7029万2382円。生涯獲得賞金1位の不動裕理が優勝50回、出場481試合で稼いだ金額だ。
1997年「三越カップ」(35位)での36万6000円がスタート。2000年からは6年連続で賞金女王に輝いた。
ここまで生涯獲得賞金トップの座を守ってきたが、今季は出場6試合で獲得したのは0円だ。2位との差は詰まってきた。
シーズン開幕前には4位だった申ジエ(韓国)が6月「アース・モンダミンカップ」で優勝するなど今季18試合で1億4188万2277円を加算し、2位に浮上。不動との差は5206万9638円まで縮まった。
申は国内ツアー30勝で不動より20回少ないが、不動が初優勝を遂げた1999年「伊藤園レディス」の優勝賞金は1080万円。今年のアース・モンダミンカップの賞金は5400万円と、5倍の開きがある。
この間、試合数も増加しているだけに一概に比較はできない。それでもトップの交代はひとつの節目と言えそうだ。
今週の優勝賞金は1800万円で、申は不在。大会4勝を誇る不動はこの日、プロアマ戦をプレーした。生涯獲得賞金について問うと「抜かれても良いです。申ジエさん、頑張って」と笑顔で答えた。(千葉市緑区/玉木充)
<生涯獲得賞金>
1位 不動裕理 13億7029万2382円
2位 申ジエ 13億1822万2744円
3位 全美貞 12億8733万197円
4位 李知姫 12億4868万4528円
5位 アン・ソンジュ 11億11万4790円