小祝さくらはジャーマンポテト作ってリフレッシュ 後半戦は「複数回V」を

◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 事前（19日）◇ザ・クイーンズヒルGC（福岡）

ツアー皆勤が日常の小祝さくらにとって、シーズン唯一のオープンウィークだった先週は貴重な休みだった。

ハマっているというか、習慣化しつつある自炊で“新作”に挑んだ。「ジャーマンポテトを作りました」。最近はスマホをクリックすれば、大概の料理のレシピは出てくる。しかし、小祝は違う。「スーパーマーケットで最近よく“◯◯の素”とかあるじゃないですか。あれを見て“これいいなあ”と思ったやつを買って」。そこで見つけたのが“ジャーマンポテト用のスパイス”だった。

「でも、おいしくなかったです。茹で足りなくて。シンが残ってる感じで」。それこそレシピを見て、忠実に調理すればいいのだが、小祝は違う。今回も茹でる時間は「適当に。カン？ そうです」。途中、爪楊枝でポテトを刺して出来具合を確認したのだが…。いずれ再挑戦するつもりだ。

2週前の国内ツアー前半戦最終戦「ミネベアミツミレディス 北海道新聞カップ」で今季初優勝を飾った。出場2戦連続優勝がかかる今大会だが、当然のように力みはない。「こっちに来て“北海道は涼しかったんだなあ”って。でも、福岡も好きです。おいしいものがたくさんあって。特に？ お寿司です」。海鮮食材が豊富な北海道もお寿司は旨いが、そんなことは関係ないようだ。おそらくは皆勤する後半残り19戦へ。「いっつも後半は苦戦するイメージなんですけど、複数回優勝できるように頑張ります」。小祝のマイペースは揺るがない。（福岡県糸島市／加藤裕一）