桑木志帆は自己ベスト3位「球筋変えて回りやすくなった」
2023/05/21 19:33
◇国内女子◇ブリヂストンレディスオープン 最終日(21日)◇中京GC 石野コース (愛知)◇6573yd(パー71)◇晴れ(観衆5902人)
6アンダー9位から出た桑木志帆は5バーディ、2ボギーの「68」でプレー。通算9アンダーで自己ベストとなる3位でフィニッシュした。
2021年のプロテストに合格して今年で3年目。「あっという間の4日間でした。今回は目の前の一打に集中して、上がってみたら60台。結果があとからついてきた感じ」と喜んだ。
昨年はメルセデスランキングを51位で終え、フルシード獲得まであと一歩(50位以内)だった。オフはスイングのデータや動画をチェックし、球筋をドローからストレートに近いフェードに変えた。
「去年まではドローが強すぎて。止まらないのもあったし、メチャクチャ右を向かないといけなかったことも。球筋を変えて回りやすくなりました」。ドローの幅を小さくしようとしたことがフェードへと変えるきっかけだったが、大きなミスが出ないほどに修正は出来ているという。
今大会の開幕前の座談会では元世界ランキング1位の宮里藍さんに「感情的になってしまうのでどうすればいいですかって聞いて。今回は穏やかに回れたけど、『感情を行動に変えるように』と言われて、ジャンプをしたり、飲み物を飲んだりすることを教えてもらいました」。ツアーを戦い抜く知識も少しずつ増えてきた。
トップとは9打差も「すごく自信になりました。初優勝はしたい。周りがどんどん活躍しているので。焦らないでいいよとも言われているけど」。活躍を見せる岩井千怜や岩井明愛ら同世代からも刺激を受けている。(愛知県豊田市/石井操)