4年ぶりのチャリティフォト 山下美夢有「憧れてもらえる選手に」

◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 最終日（9日）◇花屋敷GC よかわコース (兵庫)◇6435yd（パー72）

コロナ禍を経て、ツアーでは4年ぶりにチャリティフォトが開催された。2日目（土）はお目当ての選手と記念撮影できるということもあり、ギャラリーの熱気も高まった。

山下美夢有も撮影に応じ、「コロナが収まってきてファンの方と触れ合うことも徐々にできているかなと思う。もっともっと交流というか、ジュニアの子たちも含めて色々できることがあればしたい」と振り返った。

山下にとっては思い出深い大会のひとつだ。小学4年生だった2011年、6年生だった13年のジュニアカップで優勝した。森田理香子、比嘉真美子、木戸愛らプロと並んで撮影した写真は家に大事に飾ってある。

ジュニアからプロテスト合格を経て年間女王と、立場は変わった。ツアーを引っ張る21歳は「私もプロの方を見て憧れていたので、写真を撮りたいと思っていた。今は不思議な感じ」と話した。

2日目のホールアウト後にはジュニアカップ優勝者との交流イベントにも参加した。「これから強くなってほしいと思いますし、私もジュニアの子たちに憧れてもらえるような選手になりたい」と気を引き締め、有言実行の今季初優勝を成し遂げた。

最終日の表彰式ではジュニアカップ優勝者5人と山下がフォトセッション。数年後にはこのジュニアらが女子ツアー、男子ツアーで優勝争い…といった場面も生まれてきそうだ。（編集部・玉木充）