2022年 JLPGA新人戦 加賀電子カップ

“登竜門”制した川崎春花 飛躍の2年目へ「年間女王と海外メジャー挑戦」

2022/12/09 16:55
「きょうの優勝を来年につなげられるように頑張りたい」と活躍を誓った

◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 最終日(9日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6482yd(パー72)

国内メジャー1勝含む今季レギュラーツアー2勝の川崎春花が4バーディ、2ボギーの「70」でプレーし、通算7アンダーで優勝を果たした。過去には不動裕理(1996年)、横峯さくら(2004年)、上田桃子(05年)ら歴代賞金女王が制してきた若手の登竜門。「優勝したプロの名前を見たらすごい選手ばかり。そこに並べたことはすごくうれしいです」と喜んだ。

後続に1打リードして出た最終日は、出だし1番で142ydを8Iでピン下3mにつけてバーディを先行。4番、5番(パー5)と連続バーディを奪取し、この日の目標にしていた6アンダーに向けて後半もギアを上げていった。

6Iでピン横1.5mにつけた12番(パー3)で4つ目のバーディを奪ったが、優勝が近づいた終盤は思うようにいかなかった。14番で3パットのボギーをたたき、18番では2打目が池ポチャ。「優勝を意識し出してスコアを落としてしまったので、来年に向けて課題かな」と振り返った。

惜しいパッティングだった

それでも、この2日間は「決め打ち」をテーマに迷いなくショットをすることに集中できたという。「きょう(の終盤)はダメだったけど、流れを考えながらプレーできるようになった。悪い流れの中でもボギーを打たないようにできるようになってきたのは成長です」。すでに来季の目標も立てており、「メルセデスランキング1位になること。海外メジャーにも挑戦したい。今年の成績を超えられるように。“強いな”と思われるぐらいの成績を出したい」と語った。

オフシーズンは国内で過ごす予定。合宿は「沖縄に行く予定だったけどゴルフ場がいっぱいで諦めた。九州あたりで計画中です」。ショートゲームを強化ポイントに挙げ、「パッティングとアプローチがまだまだで課題。ラフとか100yd以内の正確性を上げていきたいなと思います」と話した。(千葉県長南町/石井操)

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