“パワースポット”東大寺で祈願 訪問3度目も佐藤心結「大きくて魅了された」
◇国内女子メジャー◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 3日目(10日)◇城陽CC(京都)◇6555yd(パー72)
ルーキー佐藤心結が6バーディ、2ボギーの「68」でプレー。28位から通算7アンダー8位に浮上した。
「アップダウンのあるコースは苦手ではない。私は持ち球が高いので、上りのホールで止めるボールを打つことができると思うから苦手意識はない」
146ydから8Iで2mにつけた1番パー5(555yd)から、出だし3連続バーディを奪った。
前日にはゴルフ場から南に30kmほどの東大寺(奈良市)を訪れ、今後の活躍を祈願した。「びっくりするくらい大きくて、魅了されました。迫力がすごいので、しっかり上位に入れるようにとお願いしてきた」。これまで3度訪問しているお気に入りのパワースポットだ。
直近5戦で予選落ち2回。前週も通算2オーバーで予選落ちを喫した。それでも「先週に比べたら本当に違う人。いい状態で臨めた。それが結果に出て良かった」と修正できている。
「きょう以上のスコアを出すだけ。優勝スコアは全く予想がつかないが、そこよりは自分がどういうプレーをしたいのか。どこでバーディを取りたいとか、具体的に自分のゴルフを追求したい」と最終日に向けて気持ちを切り替えた。
同じくルーキーの浜崎未来は6バーディ、3ボギーの「69」でプレーし、13位から通算8アンダー4位に浮上した。
左ドッグレッグで砲台グリーン手前に3つのバンカーが待ち受ける難関18番(400yd/パー4)では、187ydからの2打目がグリーンオーバー。しかし、ラフから残り15ydを58度で沈めてバーディ締め。「すごくいいプレーができている」と振り返った。
静ヒルズCC (茨城)で開催された前年大会は通算6オーバーで予選落ち。「パッティングとマネジメントが変わった」と大きくなって、メジャーの舞台に戻ってきた。トップとは4打差。残り18ホールも期待だ。(京都府城陽市/玉木充)