大事なパッティングの練習器具が帰ってこない…

◇国内女子◇CAT Ladies 事前情報（18日）◇大箱根CC（神奈川県）◇6638yd（パー72）

海外メジャー転戦を終えて国内ツアー復帰となる西郷真央は、仏英間の移動の際に見舞われたロストバゲージが解決していないと嘆いた。

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7月のフランスでの「アムンディ エビアン選手権」では3位に入ったが、その2週後にスコットランドで行われた「AIG女子オープン（全英女子）」ではリンクス特有の強風にも苦しみ予選落ち。「結果を出し続ける難しさを感じた海外遠征だった。いろんなシチュエーションの中でも調子を維持するのが大事」と話した。

一方で、思わぬアクシデントに遭って「連絡がなかなかつかなかったので、遅くまで起きて自分で調べるしかなかった」と明かし、「（試合と）違うところでも気を遣った」と振り返った。

海外遠征で調子を維持する難しさを感じた

取り残されている場所すら分かっていないという荷物のうち、特に気がかりなのはパッティングの練習器具。「帰国後に代わりの器具は手配したけど、全く同じものはもう販売されていなかった。できれば、見つかってほしい」と今後の推移に一筋の望みを託した。

帰国後、師匠の尾崎将司からは「災難だったけど、そういう経験もしておいて良かったな」とねぎらわれたが、将来的に海外ツアーへの本格参戦を視野に入れる20歳にとって今回のトラブルが“糧”となるにはまだ時間がかかりそうだ。

大舞台での経験を国内ツアーに生かす

「向こうの試合で通用する選手になりたいと強く思ったけど、そのためにはまだまだ準備が足りない。もっとやらなきゃいけないことがたくさんあるので、焦らず少しずつ」

国内ツアー今季5勝を挙げて年間女王争いでトップに立つ中、まずは気持ちを切り替えて再スタートを切る。（神奈川県箱根町／内山孝志朗）