帯同キャディのトラブル 大西葵「本当に申し訳なかった」
◇国内女子◇楽天スーパーレディース 事前(27日)◇東急グランドオークGC(兵庫県)◇6616yd(パー72)
国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」の初日(6月23日)のラウンド中、大西葵の帯同キャディの言動が問題視された件について、大西と日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の寺沢範美副会長が取材に応じた。
帯同キャディとともに注意処分を受けた大西は「私が処分内容に対してどうこう言える立場ではないし、私はあのキャディを連れて行ってしまった側なので、同伴競技者の皆さまにご迷惑をおかけして本当に申し訳なかった」と改めて謝罪した。
当日、現場で何が起きていたかについては「あの日から、JLPGAさんから処分が下されるまで何も言ってはいけなかった。全てはあの人(帯同キャディ)がJLPGAさんにお話しているので、私が何かを言ってしまって内容が違っては嫌なので、JLPGAさんから聞いてください」と明言を避けた。
自身のInstagramに投稿した経緯ついては「書いたことが私の気持ちで、そういう事実があったことは伝えたかった」と説明した。
あすから始まる今大会に向けては「お世話になっている方や応援してくださっている方に結果で恩返ししたい。切り替えてやっていきたい」と意気込んだ。
寺沢副会長は「今回、慎重に調査し、審議した結果、皆さまへのご報告に時間がかかってしまった。この度の処分内容、認定事実、処分理由、再発防止策については、リリースに記載させていただいたとおり」と説明。「選手、帯同キャディの弁明の機会においても、両名とも真摯に反省をしており、再発防止に努める態度が見受けられたため、今回の処分となった」と語った。
今後、協会として、「開催時期や内容は鋭意検討中」としながらも、「(全ての)選手に対して、ビジネスの専門家から雇用主としての心構えを教育していく」と話した。また、キャディに対しては、帯同キャディ規則の内容の啓蒙や、日本プロキャディ協会とも相談しながらマナーや言葉遣いなどの講習会の開催を検討しているという。
「調査内容等については、リリースに記載しております内容が、今回発表させていただく全てとなります」と今後、追加の調査や発表は行わない方針を示した。(兵庫県加東市/内山孝志朗)