世界ランク49位 西村優菜は「全英女子」へ正念場

◇国内女子◇ニチレイレディス 初日(17日)◇袖ヶ浦CC新袖C（千葉）◇6563yd（パー72）

前半3番で3mのバーディパットを沈めた西村優菜はその勢いのまま「65」でプレーし、首位と1打差の7アンダー2位で滑り出した。「先週に比べてパッティングのフィーリングが良かった」とボギーをたたくことなく、ショットでピンにつけての好スコア。打ちたいパーパットの場所を「決め打ち」してプレーしているのが好調の要因という。

世界ランキング49位の西村は再び海外メジャーの舞台に立てるかどうかの瀬戸際に立っている。6月27日時点までに50位以内にとどまっていれば「AIG女子オープン」（全英女子）の出場資格が手に入る。

2週前の「全米女子オープン」で無念の予選落ちをした悔しさもあるが、「今年の初めに立てた目標が海外メジャーの権利を自分でつかんでいくっていうこと。そこを達成するためにも」と有言実行を目指す。現時点では出場権獲得の圏内にいるが、残り2試合の成績によっては圏外へと外れる可能性もある。

「すごく厳しいなっていうのはある。でも目標に向けても2試合、全力で頑張らなきゃいけないなって思っています。エビアンも、全英も行きたいです」と目を輝かせた。 (千葉市若葉区／石井操)