今季未勝利の不動、歳も変わって運気もチェンジ

今年の「富士通レディース」で大会連覇に挑む不動裕理は、昨日14日（水）が33歳の誕生日。「朝起きても、何も変わらなかったです」と、苦笑交じりで新たな一年の始まりを振り返った。

残り7試合と今シーズンも終盤に差し掛かりながらも、いまだ未勝利が続いている不動。1998年以来となる年間未勝利も、徐々に現実味を帯び始めてきた。「32歳があまりピリッとしない1年に終わったので、数字（年齢）も変わったし、今日からは良い1年になると思っています。数字が変わったことを、良いきっかけにしたいですね」と、自らを鼓舞するかのような言葉が続いた。

この日のプロアマ戦では「ショットがパラパラ」と本調子ではなかったが、「コースとの相性が悪いわけではないので、良い方に考えたいです」と、気持ちは前向きだ。「（ディフェンディングチャンピオンという立場を）あまり意識せず、まずは上位で2日間を終えられるようにしたい」と、静かに目標を口にした。

優勝が近づいたかと思えば、再び遠のいてしまう日々が続いている今シーズン。新しい1年を迎えることでこれまでの厄を振り払い、待望のシーズン初勝利を手にしたいところだ。