開幕日に26歳に 堀琴音「緊張する」大会で3位浮上

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 2日目（4日）◇琉球GC（沖縄県）◇6590yd（パー72）

1アンダー28位から出た堀琴音はボギーなしの4バーディ「68」で回り、通算5アンダー3位で予選ラウンドを終えた。今大会は6回目の出場で、予選通過は3度目となった。最高位は2016年の31位で、堀自身は「緊張する」大会という。

大会初日は26歳の誕生日。一つ年を重ね、ティグラウンドに立つと「記憶がある中では、初日に誕生日が来たのは初めて。シードを獲って開幕戦をティオフできたのはうれしい」と喜びをかみ締めた。それでも緊張は解けず、1番ホールを終えてバッグを預けるキャディにあえて「緊張しているよね」と話し、マインドを切り替えていった。

2017年の終盤から徐々に成績不振に陥り、味わったスランプ。昨年ようやくツアー初優勝を飾ったこともあり、一年ぶりに戻ってきた沖縄で脳裏に浮かんだのは「（昨年は）予選通過して喜んでいた」こと。当時は「優勝」を掲げるものの「正直できるとは思わなかった」という心情で、カットラインを乗り越えることに注力するのみだった。

「(一年前は)推薦をもらわないと出られなかった立場で、予選通過できたのが自信になった。優勝できたのは、ここで予選通過できたからなのかなとも思います」

大会はまだ折り返したばかり。「(開幕戦に)苦手意識があったんですけど、2日目を終えていい位置にいるのであまり欲張らずにいきたい」と週末に向けて気合を入れ直した。「昨年にはない感情」でもあるツアー2勝目への思いは少しずつ高まっている。(沖縄県南城市／石井操)