GMOが女子ゴルフ主催を辞退 熊谷氏「ネットは有料放送のみ」に反発
2021/12/20 07:05
今年7月に開催されたゴルフの国内女子ツアー「GMOインターネット・レディース」を主催したGMOインターネット(東京都渋谷区)の熊谷正寿会長兼社長は19日、自身のTwitterで来年の主催を辞退したことを表明した。
【続報】
来年の主催は正式に辞退しました。
今年は賞金総額1億円、来年は2億円で申込していました。2023年は女子ツアー最高額の3億円で主催し、結果としてTV&ネット視聴率も最高にするつもりだったので心から残念です。#JLPGA #GMOインターネットレディース— 熊谷正寿【GMO】🇺🇦STOP WAR🇺🇦 (@m_kumagai) 2021年12月19日
熊谷氏は今月1日、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)から、来年以降の大会のネット配信に関して有料での放映しか認めないとの連絡があった、とツイート。「今年はYouTubeで無料放送をして、300万PVを超す方々に喜んでもらえたのに非常に残念な話」と吐露した。
その上で「インターネットの無料を禁止し、有料だけにしたらファンが減るだけ」とJLPGAの方針に反発し、「有料放送だけなら主催者を降ります」との意向を示していた。
19日の投稿で「来年の主催は正式に辞退しました」と表明。今年から倍増の賞金総額2億円で申し込んでいたとし、「2023年は女子ツアー最高額の3億円で主催し、結果としてTV&ネット視聴率も最高にするつもりだったので心から残念です」と記した。
さらに「テレビ視聴率が下がり続けてる状況で、インターネットを有料だけにしてたら、子供達はどうやってそのスポーツを見たら良いのかな?女子プロゴルフ協会は、歴史的に誤った判断をしていると思う」と批判した。
GMOの広報担当者はこれまでの取材に対し「ツイートが主張の全て」としている。JLPGA広報は「コメントは差し控えさせていただきます」とした。