岩井明愛は4打差6位で初日を終えた(Ken Ishii/Getty Images)

◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 初日（9日）◇グレートアイランド倶楽部 (千葉県)◇6625yd(パー72)

今年、女子ゴルフ界を大いに賑わせた岩井明愛・千怜姉妹にとって、1年の締めくくりは少々もどかしいものとなっている。

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6月のプロテストに姉妹そろって合格し、すぐにヨネックス、住友ゴム工業（ダンロップ）、ドール、小泉、TSIと応援企業も増えていった。9月には下部ステップアップツアーで史上初となる姉妹による2週連続優勝も果たしたが、前週行われたファイナルQTで明愛が70位、千怜が90位と下位に沈んでしまったのだ。

「QTが思うような結果にならなくて、すごく悔しい思いもありました。でも、この大会で（今年）最後なので、全部忘れて楽しくプレーしようという思いで来た」という明愛は、初日を2バーディ、2ボギーのイーブンパーで終えて、首位と4打差6位につけた（千怜は8オーバー20位）。

今年5試合に出場したレギュラーツアーで感じたことは「もう少しマネジメントや気持ちのコントロールができたら、もう少し自分の思うような結果が出るかな」という手応えだと明愛は言う。人生いつも順風満帆に行くわけではない。目標はシンプルに「バーディをたくさん獲ります！」という最終日も、そんな気持ちのコントロールが試されている。