2021年 大王製紙エリエールレディス

「私には優勝しか残っていない」河本結は大逆転の最終戦切符ゲットなるか

2021/11/17 08:20
正念場の河本結(写真は2021年「ニッポンハムレディス」)

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 事前(16日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6545yd(パー71)

シード争いを演じる選手たちにとっては実質的なシーズン最終戦となる今大会。今季からシード付与の対象となったメルセデスポイントラインキングでボーダーラインの50位にいる河本結は「そこ(シード権)を見ていたら、最終戦には行けない」と力を込める。

自身のホステス大会でもある最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は、優勝者らのみが出場できるエリートフィールド。「試合に出るからには、優勝のチャンスは誰にでもある。(最終戦に行くためには)私にはそれ(優勝)しか残っていない。そこだけを見てやっていこうと思っています」。高いハードルが闘争心に火をつける。

年をまたいだロングシーズンの途中、5月には米女子ツアーからの撤退を発表。ポイントランクでシード圏内にいる一方、国内の出場試合数が少ないこともあって賞金ランクは59位。スイング面から来る持ち味のショットへの悩みも尽きない日々だったが、「ことし一番いいです。ラウンドしてみて、ミスも良いショットも、自分の思ったような球が出ている」と言える段階になってきた。

12位に入った前週「伊藤園レディス」ではバッグを預けた清水重憲キャディから「ビビったら負けや」と力強く背中を押された。「ランキングとか、リコーの最終戦を残してのいまの順位とか、そのひと言がグッと来ました」

地元愛媛での一戦。「このコースは昔よくラウンドしていたし、キャディのアルバイトもしていた。懐かしいですし、やる気が湧いてきますし、メッチャ特別な気持ちになります」。次週宮崎でシーズンを締めくくるため、勝負の4日間となる。

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