イ・ボミ（左）から花束を渡されて号泣するキム・ハヌル

◇国内女子◇NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 2日目（22日）◇マスターズGC（兵庫）◇6571yd（パー72）

夕暮れ迫るパッティンググリーンでサプライズイベントが催された。2015年から日本ツアーに本格参戦し、今大会で現役を引退する32歳のキム・ハヌル（韓国）に有志の選手らが別れの花束を贈った。

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設置された大型モニターには「15年間お疲れさまでした♪ ありがとうキム・ハヌル」と表示され、アテスト後に連れて来られたキムは「選手のみなさんが私のために待っていてくれて本当にうれしいし、ありがたい」と号泣した。

高校時代からの親友でイベントを計画したイ・ボミ（韓国）も「初めて友達が引退する。さびしいです。みんなに愛されている」と大粒の涙を流した。

多くの選手がキム・ハヌルとの別れを惜しんだ

申ジエやペ・ヒギョンら韓国勢はもちろん、原英莉花、稲見萌寧、上田桃子、柏原明日架ら日本人選手も集まり“スマイルクイーン”との別れを惜しんだ。

ホステスプロのキム・ハヌル。決勝ラウンドに進出した

選手人生の中でも記憶に残る感動の日となったが、ここで現役生活が終わったわけではない。「本当に頑張りました」と結果にこだわり1バーディ、1ボギーの「72」でプレー。通算1アンダー27位で決勝ラウンドに進出し、ホステスプロとしての責任を果たした。

「今までは成績の関係で自信なくプレーをしていたけど、残り2日間は自信をもって頑張りたいです」。日本での残り36ホールに悔いは残さない。（兵庫県三木市／玉木充）