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「4回ビビりました」 恐怖心と向き合う古江彩佳の“遊び”

◇国内女子◇富士通レディース 初日(15日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6679yd(パー72)

開幕前にスタートダッシュを課題に掲げていた古江彩佳は8バーディ、1ボギーの「65」で7アンダー2位と好調な滑り出しを見せた。初日から95人中58人がアンダーパーで回るなど伸ばし合いの展開となった中で、前半にスコアを4つ伸ばし「もうちょっと頑張らないと」と後半にさらにギアを上げた。

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パー5の10番では残り43ydの3打目を58度で30センチに寄せてバーディ。11番では10mをカップインした。12番は146ydを9Iで2mに寄せて、3連続バーディとした。

「全体的にすごく安定したプレーができた。バーディパットが入ってくれたのがすごく良かった」と顔をほころばせたが、実は恐怖心と向き合いながらのコース攻略だったという。

542ydあるパー5の出だし1番。左奥サイドに切られていたピンに対し、左側に曲げずに距離を抑えるつもりで打った3打目は「ビビっちゃって」と右手前にショート。「『ビビったねー』って言ったら、キャディさんと『ペナルティね』みたいな感じになってポイントにして数えていました」とこれまでやったことのない“遊び”を交えながらプレーを進めた。

「ダメなポイントなんですけど」と前置きしつつ、最終的に「1、2、3…4回ビビりました(笑)」。それぞれピンを狙うショットで「(左サイドを狙うことを)分かってはいるけど振り切れなくて右に出ちゃう」と打ちたい方向とは逆に行ってしまうボールに悩まされた。

ホステスプロとして大会を盛り上げるためにも「自分のゴルフを信じながら、弱気にならないように強気でいけたら」とまずは最終日に向けて好位置をキープしたいところ。「(ビビりが)解消されるように頑張ります」と楽しむ心を忘れずに克服を目指す。(千葉市緑区/石井操)

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2021年 富士通レディース 2021



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