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西村優菜「すごく苦しかった」 大会レコードで初の有観客V

◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日(26日)◇利府GC (宮城)◇6591yd(パー72)

「きょうはすごく苦しいラウンドだったが、自分自身をコントロールしながらプレーできた」

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クールな表情でラウンドする姿が印象的な西村優菜が力強く右拳を握った。2週連続Vの流れを引き寄せたのが9番パー4だ。175ydから2打目で7Wを握るもアゲンストの風に負けてバンカー越えのアプローチ30ydが残った。パーパットは2.5mの下りのフックラインだったが、きっちりと沈めた。

「ここを耐えないと流れがこないかなという感じだった。決めることができてよかった。しっかりとパーをとろうと強い気持ちで打った」とグリーン上で感情を見せた。8番(パー5)でボギーをたたき、バーディを奪った2位の原英莉花に2打差に詰められていただけに勝負の流れを再び引き寄せた格好だった。

後半も15番(パー3)と18番(パー5)でバーディ。4バーディ、2ボギーの「70」でプレーし、2位の浅井咲希に3打差をつける通算15アンダー。初日から首位を守る完全優勝で、2012年大会を制した森田理香子(通算14アンダー)が持つ記録を1打更新する大会レコードのおまけもついた。

ツアー4勝目にして初の逃げ切りということもあり、「難しかったです。自分の中で初めての感覚だった。(2位との)5打差はすごく大きな差だったが、緊張した。大きな差とは感じることはできなかった」と張りつめた18ホールを振り返った。

過去3勝はコロナ禍のため全て無観客だった。上限1000人ながらも初の有観客Vに「声援とか拍手が自分の力になった。やっぱり、ギャラリーの皆さんの前でいいプレーしたい。メンタルの支えになった」とプロとしての喜びも感じた。

賞金ランキングは3位と変動がないものの、トップの稲見萌寧に約5300万円差と迫った。シーズンは残り9戦も賞金総額2億円の10月「NOBUTA GROUP マスターズGC レディース」など高額大会も残っている。

逆転賞金女王への期待もかかるが、「モネちゃん(稲見萌寧)はうますぎるので、なかなか追いつけないですが、一緒に回る機会も多くなる。いいものを盗んでどんどん食らいついていける選手になりたい」。まずは次週の国内メジャー「日本女子オープンゴルフ選手権」(栃木・烏山城カントリークラブ)に照準を合わせる。(宮城県利府町/玉木充)

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2021年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン



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