2009年 ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント

好調な諸見里を支える確かな技術

2009/09/06 19:15
ショット前にイメージを高めるのも諸見里のルーティンとなっている

今週の「ゴルフ5レディス」で早くも今季5勝目を挙げた諸見里しのぶ。安定したショットと、好調なパッティング。さらに、「ゴルフをやっていて楽しい」と疲れも吹き飛ばす精神状態で、現時点では弱点らしい弱点は見当たらない。

特に最近の諸見里を見ていて感じるのは、ティショットの飛距離と安定感だ。諸見里の場合、数年前からドライバーでのスピンコントロールを意識しており、この日も最終18番のティショットは、クラブを短く持って、スピンを抑えた低い弾道で、確実にフェアウェイをキープし、ランでしっかりと距離を稼いでいた。

「試合で出来るようになってきたのは最近です」と諸見里。「女子でここまでスピンコントロールを意識している選手はほとんどいない」と、ツアー関係者も指摘する。ドライバーの飛距離では横峯さくらを上回り、さらにPW、50度、54度、58度と4本入れたウェッジで確実にピンを攻めていく。

次週の「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」は、メジャー大会だけあって、フェアウェイを絞り、ラフが深いセッティングとなるが、そんなコースこそ今の諸見里が一番得意とするコースと言えるだろう。

2009年 ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント