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吉田優利は信念貫き初V「ふさわしいタイミングで優勝できた」

◇国内女子◇楽天スーパーレディース 最終日(31日)◇東急グランドオークゴルフクラブ (兵庫)◇6568yd(パー72)

2000年生まれの21歳、吉田優利が初優勝をつかんだ。トップに1打差の2位で迎えた最終日、後半12番(パー3)からの5連続バーディを含む8バーディ、2ボギーの「66」でプレーし、後続に3打差の通算18アンダーで終えた。

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アマチュア時代の18年に米ツアー「ISPS HANDA オーストラリア女子オープン」でローアマを獲得。同年「日本女子アマチュア選手権」「日本ジュニア」で2冠を達成し、注目を浴びた。

アマチュア優勝を遂げてプロ転向した古江彩佳をはじめ、ツアー2勝の西村優菜と同世代が活躍を見せ始めていた。1学年下の山下美夢有も優勝を挙げるなど他選手の活躍もあったが、「思ったよりは早いのかなと思うし、ふさわしいタイミングで優勝できた」とこれまでを振り返った。

21年の初戦「ダイキンオーキッドレディス」では予選落ちを喫したことで「オフにやっていたことが間違っていたのかな、とかマイナスの方向を考えることが多くなった。ゴルフに対して考える時間が増えた」という。

だが続く「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ」を12位で終えて「やっていることは間違っていなかった。練習量でカバーしよう」と決意。「3時間練習するくらいだったら、真剣に1時間取り組む」などメリハリを重視しながら競技に向き合った。

同じ辻村明志コーチに師事する上田桃子小祝さくらの優勝にも影響を受けた。「2人とも共通しているのは、ゴルフに対して真っすぐに向き合っている部分。それをプロになってから目の前で感じた」

そんな吉田について上田は「上手だし、まわりが優勝していてもぶれないスタンス。そういう強さがある選手」とほめたたえた。

24年パリ五輪女子ゴルフ競技に向けても吉田は「ぜひ出たいという一心。一つの目標に。行ければいいなと思います」と目を輝かせた。(兵庫県加東市/石井操)

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