諸見里、「全英」の経験を活かしての首位タイ発進
2009/08/21 17:45
「CAT Ladies」初日、賞金ランキングトップに立って迎えた諸見里しのぶが「メチャクチャ、ナイスプレーだったと思います」と、自身も納得のプレーで4アンダー首位タイ。6番では12メートルのバーディパットを沈め、16番ではラフから15メートルを沈めるチップインバーディを決めるなど「ラッキーでした」と運も味方につけ、満面の笑顔でプレーを振り返っていた。
この日は1日を通して強い風が吹き続けたが、「今はクラブの距離感が分かってきている。風にぶつけた時、風に乗せた時に何ヤード飛ぶか、自分の中で把握できている」と、自信を持って打てている好調なショットに揺るぎはなかった。さらに「全英の経験も大きい。日本で、その経験を活かせるチャンスだと思っている」と、先月に初挑戦した「全英リコー女子オープン」で身につけた風への対策や対応を日本ツアーで実践し、早くもスコアに結び付けている。
この試合で勝利を飾れば、生涯獲得賞金が3億円を突破。国内女子ツアー史上3番目のスピード記録となる。「疲れからか、思ったところにショットが打てていない」と言いながらも、それを周囲にまったく感じさせない堂々たるプレー振り。早くも、今週中での大台達成の現実味が帯びてきた。