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5度目プロテストで合格の平井亜実 泣いて喜ぶコーチからシャンパン祝福

◇国内女子◇最終プロテスト最終日(25日)◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6337yd(パー72)

2019年に女子ツアーの制度が変わり、登竜門となったプロテストに5度目の挑戦で合格した平井亜実は26日の入会式を終えて「実感がわいてきました」と喜びをかみしめた。

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岡山絵里森田遥らと同じ1996年生まれの24歳。これまで、プロテスト合格者が喜ぶ顔を横目に不合格通知の結果に落ち込むことはあったが、心が折れることは「なかった」という。

「去年の自分よりは上手くなっている。データ的にも良くなっているし、ここで諦めるのは違う。自信が毎年プラスになったので今年も挑戦しました」。2019年には活動拠点を求めた先の中国ツアーで日本人初の優勝を飾った。「緊張感の中で自分がどういうプレーができるのかというのを知ることができたひとつ。経験はだいぶ大きい」

コーチの浦大輔氏とは初めて挑戦した2015年のプロテスト会場で出会った。「一緒にプレーした選手を指導していたコーチで、ちょうど帯同で来ていた」。コーチを探している最中だったこともあって紹介してもらい、今年で5年目の付き合い。「(合格を)連絡したら、泣いて喜んでくれた。サプライズで茨城まで来てくれて、シャンパンをかけてお祝いしてくれました」と喜びを分かち合った。

石川県の地元を拠点とする平井は「勝つか負けるか。勝負師と言われるような選手になりたい」と将来を思い描いた。同世代で親交がある2017年プロテスト合格の立浦葉由乃には「だいぶスタートが遅れたけど、そっちにいけるよ」と話し、「一緒にレギュラーツアーに行こうねって」と誓った。まだスタート地点に立ったばかりだ。

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