出遅れ56位の稲見萌寧 「狙ったところに出ていかない」
2021/06/18 18:39
◇国内女子◇ニチレイレディス 初日(18日)◇袖ヶ浦CC新袖C(千葉)◇6550yd(パー72)
「短いバーディパットをずっと外して、流れをつかめずにボギーが先行した。後半はショットが荒れてしまったので、チャンスがなかった」
2021年5勝の稲見萌寧は1バーディ、2ボギーの「73」でプレー。予選カットライン上の1オーバー56位で初日を終えた。50位台で出遅れたのは「パナソニックオープンレディース」(4月30日~5月2日)以来。
同大会は最終的に3位でフィニッシュしており、杞憂に終わるかもしれないが、仮に予選落ちすれば2020年11月「大王製紙エリエールレディス」以来、16戦ぶりとなる。
前半4番(パー3)は右手前バンカーに入れてボギー。7番(パー5)で1.5mを沈めてバーディを奪い返すも、9番ではアプローチを寄せきれずに2つ目のボギーをたたいた。
「(ショットが)狙ったところに出ていかないのが一番きつい。曲がっているので安定させたい。調子は良くないままですね。パターも、もう少し入ってくれたら」
前週「宮里藍サントリーレディス」最終日を4打差首位で出たものの、優勝を逃した悪い流れが続いている。2019年のパーオン率は全体1位の78.2%とショットの安定感が光っていたが、この日は61%(11/18)だった。
今夏の東京五輪代表争いもあるが、「自分の順位を上げたいだけ。うまくショットを調整して少しでもスコアを伸ばせたらいい」と目の前の一戦に集中する。(千葉市若葉区/玉木充)