賞金ランキングトップを走る小祝さくら

◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 事前（8日）◇花屋敷GCよかわコース（兵庫県）◇6390yd（パー72）

男子の海外メジャー「マスターズ」（ジョージア州・オーガスタナショナルGC）と同週に行われる今大会。ダスティン・ジョンソン、ブライソン・デシャンボーらトップ選手が参加する“ゴルフの祭典”は、女子プロたちにとっても関心事だ。

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2021年5戦2勝で賞金ランキングトップを走る小祝さくらは「自分はずっとジャスティン・トーマス選手を応援しています」。3月の米男子「ザ・プレーヤーズ選手権」を制した世界ランク2位の27歳が注目選手だ。

「前から良いなと思っていて、安定感があるというか、トータルしてパターとかアプローチが全部上手。Instagramでスイングとかの動画を見ています」。時差もあるため、夜通しのテレビ観戦とはいかないが、「どうなったのかな」と起床時に結果を確認するのが楽しみになっている。

入念にグリーンを確認した

もちろん、本業も忘れてはいない。18年（予選落ち）、19年（37位）と今年で3度目の大会出場となるが、「風が強いイメージで難しい。やっぱり、セカンドショットの距離感を合わせるのが難しい」。この日はプロアマ戦で最終確認に汗を流した。

2017年のプロテストに合格し、18年の本格参戦からすべての試合に出場してきて、今大会でプロとしてレギュラーツアー通算100試合目の節目となる。

「毎試合出るのが当たり前だと思っている。まだ100なんだと…。もっとやった気分です」と苦笑い。21年も“皆勤賞”を公言している22歳にとっては、通過点に過ぎない。（兵庫県三木市／玉木充）