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文字で埋まったコースメモ コーチが語る小祝さくら“成長の証し”

◇国内女子◇Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 最終日(21日)◇鹿児島高牧CC (鹿児島)◇6424yd(パー72)

22歳にしてツアー通算4勝目を飾った小祝さくら。最終18番を終えて戻ってきた小祝のヤーデージブック(コースメモ)を見た辻村明志コーチは「文字で埋まっていた。成長したな」と感慨深い様子で教え子の活躍に目を細めた。

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2020年「ゴルフ5レディス」で2勝目を飾る前のこと。「バッグを担いだときに、『お前のヤーデージブックは綺麗だな』と怒ったことがあるんです。プロにとって、メモは“脳みそ”みたいなもの。泥んこみたいになるまでいろんなことを書きつめて、頭をはっきりさせることが大事だから『もっと情報を書き込め』って」

小祝はピンまで残った距離や、印刷されたグリーンの傾斜に線を書き足すなど小まめにメモをするようになったという。「データを残す、というのを去年から始めました」と小祝。「打った距離とか正確に分かるようになってきました」とツアー本格参戦4年目としての強みが増してきた。

21年初戦「ダイキン-」と今大会では、ともに優勝争いが白熱するサンデーバックナインでスコアを伸ばしての勝利だった。辻村コーチは「さくらの凄さはそこ。数々優勝争いしてきたけど、自分からゲームを壊したことはそんなにない。勝ち切れないことはあったけど、自分から崩れることはない。今年に入ってそこでちょっとでも伸ばせるようになったのは大きい」と分析する。

一番の要因は“目標への意識レベル”とも。ツアー2勝目を飾った直後から「賞金女王」への憧れを口にしていたが、いつしか「賞金女王になりたい」に変わり、今オフの合宿終了後には「獲りたい」とコーチの前で宣言。小祝の言葉は変化していた。

「ダイキン-」で優勝を飾った後も翌週にはコーチに個人練習をお願いして、ショット修正とチェックの繰り返し。その努力を積み重ねての結果だという。「最後はどのスポーツでも度胸。彼女の肝の据わりかたは普通じゃない」。賞金女王になれても、なれなくても、挑戦することの大切さを物語っている。(鹿児島県姶良市/石井操)

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