ぎっくり腰で開眼? 金田久美子が3差4位発進
◇国内女子◇Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 初日(19日)◇鹿児島高牧CC (鹿児島)◇6424yd(パー72)
インコースから出た金田久美子が1イーグル3バーディの「67」で回り、5アンダー4位で滑り出した。出だし10番でバーディを先行させると、13番で残り53ydを58度で打った第3打がカップに吸い込まれイーグル。17番でバーディを追加して、最終9番もバーディで締めた。
「ボギーを打ちそうなところが3ホールほどあったけどパターが入った」と後半4番で7mのパーパットを決めるなど最後まで集中できたという。「反省するところはない」と迷うことなく今日のプレーを振り返った。
QTランク113位で臨む金田は「今の私の目標は(5月第3週の)リランキングを経て、後半戦のレギュラーツアーに出ること」と、まずは出場機会の確保を図る。
21年初戦の「ダイキンオーキッドレディス」では、ここ2年ほど抱えている腰痛をケアするため大会前に針治療を行ったが「すごく良くなったけど、それでクラブを振り過ぎたのか、2日目の朝にぎっくり腰っぽくなっちゃった」と仇となった。歩くのも立つのも痛みがある状態だったが「推薦での出場だったし、次の試合も出られない。無理するところかな」と、予選落ちに終わるも棄権せずに戦い切った。
今も痛みは引いておらず、おきゅうや針治療などで対応している。「(腰が痛くなってから)腹筋に力を入れて打っているのが意外に良くて、まっすぐ行く」と試行錯誤の中で見出した打ち方が奏効しているという。新たにテーラーメイドのSIM2に替え、シャフトを20g重くした新アイアンも好感触ということだ。
現時点で次週「アクサレディス」の出場資格を保持していないが、今大会で3位以内に入れば出場が可能となる。明日は悪天候が予想されるが、最終日を好位置で迎えるためにも乗り越えたい。(鹿児島県姶良市/石井操)