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「ここは攻めるべき」19歳・西郷真央の勝負手は不発も悔いなし

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 最終日(7日)◇琉球GC(沖縄県)◇6561yd(パー72)

初日から首位をキープしてきた19歳の西郷真央は「73」とスコアを落としてフィニッシュ。上がり2連続ボギーに「なかなかないので、自分でも驚いています」と苦笑しつつ、「1戦目で優勝争いができたことはすごく良かった」とうなずいた。

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「前半は雨が降ったりやんだりが多かった。確実にパーセーブできるようなところを狙って、チャンスが来たら獲れるように」。堅実にパーを並べ、初めてスコアが動いたのは後半14番。7mを沈めて再びトップに並び、拳を握った。

17番は右ラフからの2打目がフライヤー気味となってグリーン奥にこぼれ、ボギーで後退。パー5の最終18番はリスクを背負った。エッジまで230ydを残していたセカンド。グリーンが空くのを待ち、「手前(花道)から転がっていってくれれば」とイメージして3Wを振り抜いたが、大きく左へ曲げて同組の小祝さくら森田遥にプレッシャーをかけることはできなかった。

それでも「『ここは攻めるべき』と判断して狙っていった。攻めた分、仕方ないのかな」と淡々。最終日最終組は2020年の開幕から2試合連続で経験していた。3度目の挑戦で変化を感じている。

「精神的には強くなれたと思う。オフに自分で考え方を変えてみたりした。もともと、かなり引きずるタイプ。調子がいいときはいいけど、たとえば(バーディ)パットを外し続けているときにピンチがくると、それも外して流れを悪くしてしまっていた」

確かな手応えがにじむ自己最高4位。「この経験を生かして、次につなげないと意味がない」。届きそうで届かないタイトルへの覚悟を示した。

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