道具は大切に 初優勝を目指す田辺ひかり
2021/03/05 18:57
◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 2日目(5日)◇琉球GC(沖縄県)◇6561yd(パー72)
23歳の田辺ひかりが5バーディ、1ボギーの「68」で回り、トップと1打差の通算9アンダー3位で週末へと折り返す。
2016年のプロテストに合格して晴れてプロゴルファーへと転身したが、一昨年までのレギュラーツアー出場は毎年10試合に満たなかった。だが、2019年の予選会(QT)で46位となり、2020年は12試合に出場。「去年レギュラーツアーを経験して楽しいなって。ここで戦いという気持ちが強くなった」と国内トップの環境に胸を弾ませた。
プロ転向してから変えたことがある。願掛けを込めて「(大会中に)調子が良かったら毎日同じコンビニに通ったりしていた」というが、「できなかったときに気になるからやめた」という。
だが、アマチュア時代から続けていることもある。就寝前にクラブをタオルで拭く日課だ。キャディバッグは必ず自室に持ち帰り、ホテルでその日の反省点をノートに書きしたためた後に自分で1本1本掃除をする。特別な掃除道具があるわけではなく、試合中に使ったタオルと水で対応しているが、「続けていかないとダメなこと」と徹底する。
プロ5年目を迎え、今年の目標は「まずは1勝」。「優勝したい気持ちが強い。レギュラーツアーでずっと戦いたい」と意気込んだ。(沖縄県南城市/石井操)