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西郷真央、1年目の反省を胸に…21年初戦で首位発進

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 初日(4日)◇琉球GC(沖縄県)◇6561yd(パー72)

プロ2年目を迎える西郷真央が1イーグル7バーディ、1ボギーの「64」で回り、8アンダー単独首位の好発進を決めた。プロ転向後のベストスコア「67」を更新し、日本一の称号を手にした2019年「日本女子アマチュア」初日に出した自己ベストに並ぶ数字をたたき出した。

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今オフには師と仰ぐ尾崎将司の“ジャンボ邸”を拠点にし、グリーン周りのアプローチ強化に向けて「ラウンド多めでプレーしました」と実戦経験を増やした。1年前のオフ期間には数えるほどしかしなかったというラウンドは「毎週必ず。だいたい週2回ぐらい」とストイックな面持ちは変わらない。

ツアーでの1年を経て、変わったのは練習内容だけではない。1年前はトレーニングに注力した結果、開幕戦「アース・モンダミンカップ」と第2戦「NEC軽井沢72」でトップ5入りの好発進をしたものの、7月に背中を痛めて苦い経験を味わった。

その反省を活かし、「しっかりクラブを振る練習と、飛距離アップするためのトレーニングを分けて、回数も週1回、多くても2回にした」と身体作りも見直した。前年よりも成果を実感するのが遅かったというが、ヘッドスピードも徐々に上がって「芯に当たったときは20ydぐらい飛ぶ。平均10ydぐらいかな」と好感触を口にした。

ツアーでは1年3カ月ぶりに有観客開催された今大会。昨年プロデビューした西郷にとっては、プロになってから初めてのギャラリーの前でのプレーとなった。アウトコースの第1組でスタートし、「特にスコアも良かったというのもあるけど、拍手とか『ナイスバーディ』とか言ってくれて楽しくできました。よりプロのトーナメントらしさが出てきた」と初々しさ見せた。

あすの予選ラウンド2日目に向けて「今日は今日で、明日は明日。目の前のボールに集中したい」と冷静に意気込む。昨年はプロテストが実施されず、新顔がいないツアーでは19歳の西郷たちが最年少のまま。先輩たちの胸を借りるつもりで臨む。(沖縄県那覇市/石井操)

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