2021年 ダイキンオーキッドレディス

昨年出場なしのアン・シネ 緊急事態宣言再発令でどうなる

2021/01/17 18:15
コロナ禍に振り回されてるのはアン・シネとて例外ではない(写真は2019年アース・モンダミンカップ)

新型コロナウイルス感染拡大を受け、東京都など1都3県を皮切りに緊急事態宣言が再発令、14日には中国や韓国など11の国と地域で実施している“ビジネス往来”などが停止された。日本が主戦場の海外選手も気が気でない。昨年、試合出場ゼロのアン・シネ(韓国)もその一人だ。

QT25位の資格で日本ツアーに挑む予定だった昨年はコロナ禍で参戦を取りやめて韓国に留まった。韓国ツアーで所持していた5年シードは2019年までで、2020年はついに1試合も戦うことなく終えてしまった。

今年は国内女子ツアーの2021年初戦「ダイキンオーキッドレディス」(3月4日開幕/沖縄・琉球GC)に向けて母国で調整。「開幕戦からやる気満々でした」とマネジメント担当者は日本でのプレーに期待を込めていたものの、「2月上旬から沖縄に入って、2週間の自主隔離と考えていましたが、(今回の)緊急事態宣言で…」と困惑気味だ。

往来停止は宣言が解除されるまで続くため、最短でも日本入国は2月8日以降となる。「試合勘も心配でしたし、できるだけ早く日本に入って、沖縄の芝になれておきたかった」(同)と、スケジュールの再調整が必要になる可能性もある。

例年オーストラリアなど暖かい地域でオフの合宿を行ってきたが、現在滞在している韓国は雪の影響でラウンドなどはできず、室内での調整を中心に行っているという。開幕戦出場となれば、2019年10月「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」2日目以来。496日ぶりの実戦は叶うのか、コロナ禍収束を願うばかりだ。

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