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全14試合開催も無観客の女子ゴルフ 小林会長は「ゾーニング」を懸念

◇国内女子メジャー第3戦◇LPGAツアー選手権リコーカップ 2日目(27日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6543yd(パー72)

新型コロナウイルス感染拡大の影響で23試合が中止となった2020年シーズン。女子ゴルフは当初予定していた3月の開幕から大幅に遅れ、6月「アース・モンダミンカップ」でスタートを切った。

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感染予防対策により最終戦までの全14試合で無観客。ツアーを統括する日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長は「安全第一で、ファンの人には申し訳ない。それでもテレビやネットで配信して、出来なかった中でも新しい道を広げてきた」と総括した。

サッカーや野球などの他競技では制限はある中でも観客を動員してきた。福岡市のPayPayドームで25日に開催されたプロ野球・日本シリーズ第4戦も、政府のイベント開催制限で観客数は収容人数の50%が上限だったが、1万9679人を集めた。

屋外で行われるゴルフだけに、「“三密”回避できそうなのに」という声も聞こえてくるが、小林会長は「バス移動や人気選手に集中しちゃって密になりやすい状況がある。(区域を明確に区分けする感染対策のための)ゾーニングをしっかり、となっている」と流動的なギャラリーの導線に頭を抱えている。

「最終日とか、18番にバーって人が押しかける。そうなると密に…」。今大会の前年度を見ると、週末にはそれぞれ8000人以上のギャラリーが押し寄せた。2005年「日本女子オープン」最終日には2万人を超えた過去もある。「ゾーニングの問題で、入れる人数や時間帯…とシミュレーションを何回もやった」とするが、開催地域によっても感染状況が異なるだけに悩ましい。

2021年シーズンの観客動員に向けても、各大会主催者と話し合っている段階で、「『どうやったら感染予防しながら出来るだろう』と。限定された人数でもいけたらなと。いろんな選手が出てきて、迫力やここでしか味わえない空気もある。少しずつでも実現できればと思っている」と意向を示した。今後も引き続き綿密に話し合う予定だ。(宮崎市/石井操)

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2020年 JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ



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