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パット復調が支えた今季ベスト 渋野日向子「よくここまで来られた」

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 最終日(22日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6545yd(パー71)

今季最高の5位に食い込んだ渋野日向子は「正直これまでの(不調に悩んできた)状態から、よく今年ここまで来られたなという感じ。自分でもビックリしていますね」。ショットは若干の違和感が残っているが、苦笑いをこぼして好結果を受け止め、苦心し続けたパッティングの復調気配には大きくうなずいた。

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「自分が思ったラインに打ち出せることが増えてきた。転がりも今年一番良かった。(パット不調に悩んだ時期の)『TOTOジャパンクラシック』のときは、ストロークをすごく考えて打っている、と言っていたと思う。何でかはわからないけど、今はまったくそれを考えていない状態でも真っすぐ(パターを)引けるようになった」。3日目は26パット、この日は28パット。数字が復調気配を裏付ける。

居残り練習に励み、日没後のゴルフ場で灯りを頼りにパット練習を続けたことも、違和感なくスムーズなストロークができる状態を求めてきたから。「TOTOのときに初めて組んだキャディさんと今週も組んで、『今回はすごく良いよ』と言ってもらえた。試合で出た良いストロークを思い返すようにして、練習したりしてきた」。水ものといわれるパット。ただ長い時間を反復練習に費やしてきたのも事実だ。

今季自己ベストの「66」は最後までグリーン上のプレーが支えた。「このショットの状態で5つ伸ばせた。今年はなかった。去年もあったかな?」と首を傾げる。怖いもの知らずに駆け抜けた昨季を振り返っても、すぐには思い出せない内容。7番で12m、9番(パー5)では15mのバーディパットがカップに転がり落ちた。「このショットの状態で3日目、4日目でボギーが1個ずつ」と決勝ラウンドの2日間はシビアなパーパットを沈め続けた。

ショットの違和感は前日からは解消しつつあるが「ドライバー(ショット)が右に出たり、アイアンはちょっと振り切れていない感じがある。ショットは思わぬ方向に飛び出したりしていた。次に向けて練習して修正したい」。前週大会に痛みを明かした右足の裏の状態は日々のケアで「この2日はまったくと言えるくらい、痛みが出てないですね」と回復傾向にある。

「まず次週もトップ10を目指したい。内容を求めながら、しっかり自分のできることをしたい」。2020年の国内最終戦から12月の海外メジャー「全米女子オープン」へとつながる大一番へ、ディフェンディング大会の好結果を完全復調につなげたい。(愛媛県松山市/林洋平)

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2020年 大王製紙エリエールレディスオープン



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