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「日本語ヘタになりました」 キム・ハヌルが今季初出場

◇国内女子◇スタンレーレディスゴルフトーナメント 事前情報(8日)◇東名CC(静岡)◇6572yd(パー72)

新型コロナウイルス感染拡大の影響で韓国からの再来日が遅れていたキム・ハヌル(韓国)が今季初めて日本ツアーに出場する。9月に入国し、拠点としている神戸市内での自主隔離期間を経てコース入り。「正直、あまり練習していない」と明かしながら、「ドキドキします。開幕戦みたいでちょっと緊張しています」と目じりを下げた。

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コロナ禍で春先の入国を断念したキムは、母国で韓国ツアー2試合を含む3大会に出場したものの、試合勘は万全にはほど遠そう。夏場の感染再拡大もあり、「韓国でコロナがひどいときはジムもダメ(使用できない)で。日本に来る前の3週間くらいは、何もしていませんでした」とか。

5日(月)に神戸からの道すがら、京都に初めて立ち寄って、翌日にコースをチェック。「18ホールを歩けるかが心配」と苦笑いしたのは、東名CCの激しい傾斜のせいだけでもなかった。

6月下旬のシーズン開幕から日本ツアーの動向が気になったのはもちろんのこと。映像などで確認し、「笹生(優花)さん、スゴイですね」とすでに2勝をマークし、賞金レースを引っ張る19歳の名前も気になる。

夏場以降、入国制限の段階的な緩和を受けて今回、再来日を決断。「早く出たかった」と、この日もワンピースタイプのレインウェアに雨粒を弾かせてボールを打ち込んだ。

およそ1年ぶりの主戦場でのプレーを前に「日本語、ヘタになりました」と笑顔を振りまきつつ、約3カ月半遅れのシーズンインへの想いは強い。昨年末に賞金シードを喪失し、2021年末まで伸びた今季は17年の国内メジャー「ワールドレディスサロンパスカップ」優勝で得た3年シードの最終年。「ことしで(シード権)終わりなので心配」と、目の色を変える理由がある。(静岡県裾野市/桂川洋一)

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