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原英莉花「攻めました」原点回帰で“黄金対決”制してメジャー制覇

◇国内女子メジャー第2戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 最終日(4日)◇ザ・クラシックGC(福岡)◇6761yd(パー72)

原英莉花が悲願の日本タイトルを手にした。単独トップから5バーディ、1ボギーの「68」で回り通算16アンダーで逃げ切った。2位の小祝さくらに追い上げを許さず、1998年度生まれの黄金世代では畑岡奈紗渋野日向子に続く3人目の国内メジャー制覇となった。

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スタート時の4打差を保ったまま後半11番。先にピンに絡めるセカンドショットを放ったのは小祝だった。「さくらちゃんが先につけてきた。すごく難しいピン位置。でも私も(ピンに)寄る気がした」。残り105ydを48度で強気に打ち切り、グリーン左手前に切られたピン1mにつけてみせた。

互いにバーディを奪い、さらに12番(パー5)。250ydを3Wでグリーンに運び、3mのバーディパットを残した。「打つ前にすごく大事だと思った。ここがポイントかなって。きょう一番しびれた」。勝負どころで着実に沈め、13番はチップインバーディ。緊張感が高まるバックナインで3連続バーディを奪って小祝と5打差に。一気に勝負を決めた。

本来の攻めのスタイルに心が揺れていた時期がある。「特に去年の後半戦はダブルボギーが多かった。ドライバーを飛ばして攻めるというが自分のゴルフ。ただ先週までは守りのゴルフをしていたと思う。今週は攻めましたね」。攻めればミスが増えるのも事実だ。ただ「攻める、守る、の兼ね合いは少しうまくなってきたのかな」。実力、経験、判断力、すべてが確実に成長し“原点回帰”が実った。

成長を促す、感謝すべき師匠がいる。尾崎将司の門下生になったのは高校1年の冬場。「高校時代から見てくれている方。ジャンボさんに『そのアイアンが一番』と言われたから替えました」。今週投入したアイアン・JPX921ホットメタルも師匠の一言から。「このアイアンを入れて飛距離が上がったから、UTを1本抜いて3Wを入れられた」とツアー歴代最長コースを攻略する上で「パー5でかなり攻められるようになった」という。

そんな師匠の願いは『強い選手になること』。「実感があんまりないけど、戦い抜けたことに満足。あと後からメジャーに勝てたということを感じるのかな。少しは自信を持ってジャンボさんに報告に行けます。常に上位争いをして、強い選手でいたい」。日本一という称号を手土産に、さらになる成長を誓いにいく。(福岡県宮若市/林洋平)

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