2020年 日本女子オープン

小祝さくら「悔しいしか思いつかない」4打差詰められずメジャーV逸

2020/10/04 16:54
小祝さくらは後悔しきりだった

◇国内女子メジャー第2戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 最終日(4日)◇ザ・クラシックGC(福岡)◇6761yd(パー72)

優勝した原英莉花との4打差を縮められず2位で終えた小祝さくらは「悔しいしか思いつかないですね。あと悔やむのは、きのうのプレーですね」とため息をついた。3打差トップから逆転を許した第3ラウンドを後悔し、「また切り替えて、あすから練習する」と言葉をつないだ。

2日連続最終組で2サム同組の原を追い「スタート前までは前半のうちに2打差にできれば」と意気込んだが、2番でフェアウェイバンカーにつかまり、ボールは砂地、足場は芝という状況に。この第2打をUTでミス。バーディ発進の原に対し、ボギーを先行させて序盤に6打差に広げられた。

「今週はバンカーに入れてミスすることが多かった。最初からうまくいかず出入りを激しくし、朝からガンガンいけなかった」。その後3ホールはバーディとボギーを交互に獲り、9番、11番とピン数十cmに絡めるショットからバーディを奪ったが「68」。危なげなく同じ「68」をマークした原の好プレーぶりに「きょうは自分が勝てる要素はなかったと思う。相当頑張っても追いつけなかったかも。きょうは仕方ない」と繰り返した。

小祝さくらは4打差を詰められないまま2位で終えた

一方で第2ラウンドの7番(パー3)に4パットのダブルボギーをたたき、前日5番はこの日の2番と同じように芝に立って放つフェアウェイバンカーからのショットでミスしてダブルボギーを喫していた。「ボギーやダボだったところは(ショットを)大きく曲げたわけではない。気の緩みというか、そこでダボを打つか、というところで」。特に第3ラウンドの失速の反省を何度も口にした。

笹生優花とマッチレースを演じて敗れた「ニトリレディス」に続く今季2度目の2位。安定した成績で今季はツアー通算2勝目を挙げて賞金ランキング3位につけるが「チャンスがある中で(優勝を)つかめないのが多い。メンタルも技術もまだまだだと思います」とゆっくりと話した。(福岡県宮若市/林洋平)

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