「TOTOジャパン」は日本女子ツアー単独開催 米女子のアジアシリーズ中止

日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）は15日、米女子ツアーを兼ねた「TOTOジャパンクラシック」（11月6～8日／茨城・太平洋C美野里C）を新型コロナウイルス感染拡大の影響により、特別公認試合として国内ツアー単独で開催することを明らかにした。

TOTO株式会社など主催者は、リリースを通じて「本大会は海外からも多くの選手が出場する国際的な大会であり、世界的に感染拡大防止へ取り組む現状を重く受け止め、来日する選手等に対する入国制限措置が継続されていることなども考慮し、全米女子プロゴルフ協会（USLPGA）公式戦としての開催中止を決定いたしました」と発表。2020年大会に限り、国内ツアーのみの賞金ランキング加算対象試合として無観客で行う。

出場選手は78人で＜1＞10月「富士通レディース」までの賞金ランク上位35人と、＜2＞JLPGA会員またはTP単年登録者のうち10月12日時点の世界ランキング上位43人から選出。重複者、欠場者が出た場合は＜1＞から補充する。賞金総額は1億6000万円（優勝2400万円）。54ホールのストロークプレーで予選カットはなく、9日（月）を予備日として設けた。

米女子ツアーは14日までにツアーメンバーに対し、ことしのアジアシリーズの中止を通知した。なお関係者によると、「TOTO」の2週前の開催を予定していた韓国「BMW女子選手権」の期間中には、米国内で代替の新規大会を行う可能性が浮上している。