2020年 ニトリレディス

就寝前にラーメン 増量の沖せいらが3位

2020/08/28 18:56
7位から3位に浮上した沖せいら(代表撮影/上山敬太 ※写真は初日)

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 2日目(28日)◇小樽CC (北海道)◇6695yd(パー72)

肌をジリジリと焼焦がすような天気のなか、27歳の沖せいらが5バーディ、2ボギーの「69」でプレーし通算6アンダーで首位と2打差の3位につけた。初日からのスイングの好調を維持し「1ピン以内につくのがいっぱいあった」と振り返る内容だけに「3つほど惜しいのがあった」とチャンスを逃したホールを悔やんだ。

レギュラーツアーで訪れた久々の上位争い。山口県出身で2017年に2度目のプロテストで合格し、同年の新人戦で優勝。翌18年の「サマンサタバサ」では2位とツアー初優勝に迫ったが、同年秋の「日本女子オープン」から6試合連続予選落ちし、その後停滞。下部ツアーを主戦場にした19年はレギュラーツアー3試合のうち1試合を腰痛で棄権し、ほかの2試合も予選落ちを喫し「大きい大会が苦手」と感じた。

今季初戦になった6月の「アース・モンダミンカップ」は4位発進から決勝ラウンドへと駒を進め28位。「例年に比べてショットがいい。(ショットの際に)体が突っ込むのが癖で、それを直すようにボールをしっかり見るようにしたりしている」

コロナ禍で身体面もパワーアップした。「ミミズの食事かって言われるぐらい食べられなかった。一気にとか、一人前も食べられなかった」と周囲から指摘されるほどの小食だった。ただ夕食後にも練習に励み「甘いものが好きなので無理やり糖分を取ったり、食べた後に練習を行ったせいか、寝る前にお腹が空いたので体には悪いけどラーメンを食べたり」と19年末頃に52kg前後だった体重は60kgまで増量。今季着用する服は増量前のサイズでオーダーしており「ピチピチです」と笑わせた。

折り返し地点ではあるが好位置での決勝ラウンドに向けて「せっかくこの位置なら優勝を狙いたい。だけど欲をかきすぎでミスしたりというのが今日もあったので、そこら辺のバランスを取りながら。一日一日、アンダーで回りたいです」と意気込んだ。(北海道小樽市/石井操)

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