女子ツアー開幕戦会場カメリアヒルズCC「ゴルフも光が見えてきた」
2020/06/03 15:15
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)と大会主催者が3日、6月25日開幕の「アースモンダミン・カップ」を無観客で開催すると発表したことを受け、会場となるカメリアヒルズカントリークラブ(千葉県袖ヶ浦市)の粉川正樹副支配人は「コロナ(ウイルス)の感染が終息したわけではないので不安は残るが、(シーズン)開幕戦となったことは光栄で、身が引き締まる思いです」と話した。
37戦が予定されていた今年の女子ツアーは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で7月の3大会を含め19試合の中止が決定。今年の残り試合と来年の試合を統合し、1シーズンとすることが発表されている。同大会は2020―21年シーズンの初戦となる。
粉川副支配人は「スポーツ業界全体にとっても光が見えなかった中で、ようやくゴルフも開催できる光が見えてきたことは、とても良かったと思います」と安どする。同CCは1月から例年通りコースメンテナンスなどの準備を進めてきたといい、「次々と中止が決まっていく中で、何とかできないかなとは思っていた」と開催を切望してきた。
2日には東京で新たに34人の感染を確認するなど、ウイルスへの不安が再び広がる中、東京アラートが発動された。予断を許さない状況は続いているが「あくまでも『無観客開催で進める』という段階で、『絶対に開催できる』という認識ではありません。いつでも開催できる状態に準備を進めていきます」と念を押す。
韓国では一足先に女子ツアーが再開している。日本でも「この大会が開催されることによって、無観客でも大会が続いていけば嬉しいですね」と期待を口にした。(編集部・柴田雄平)