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年間MVP争いは渋野日向子に軍配 鈴木愛は3位 明暗分けたのは?

2019年のツアー最終戦「LPGAツアー選手権リコーカップ」が閉幕し、鈴木愛が2年ぶりに賞金女王の座を奪還した。一方で、2012年からスタートした年間最優秀選手(MVP)を決するポイント争い「メルセデス・ランキング」を制したのは賞金ランク2位の渋野日向子。今季555.5ptを積み上げて初の年間タイトルを手にした。鈴木愛は賞金レースのような接戦には持ち込めず、大きく差をつけられて487.5ptの3位に終わった。

優勝数では鈴木が7勝で、4勝の渋野を大きく上回る。トップ3フィニッシュの回数も、9回の鈴木に対して渋野は7回。予選落ちは、むしろ渋野(3回)のほうが1回多い。それでも渋野が鈴木を引き離した理由は、3日間競技に対して4日間競技およびメジャー競技のポイント配分が大きい集計方法にある。

ポイントは大会ごとに上位20位タイまでの選手に付与され、優勝者30pt、2位20pt、3位18pt…とベースポイントが配分される。その上で、4日間競技では1.5倍、メジャーでは2倍と大幅アップ。そのほか、出場ラウンド数に応じて1ラウンドあたり1ptが加わるが、これは大会によって変動はしない。

3パターンの優勝ポイントを比較してみると、3日間競技では30+3=33pt、4日間競技では45+4=49pt、メジャーでは60+4=64ptになる。多くの試合に出場し、上位争いを続けることに加えて、メジャーを含めた4日間大会でポイントを稼ぐことが大きなカギを握るわけだ。

優勝だけに絞ると、鈴木は7勝のうち4日間大会で2勝。渋野は4勝のうち3勝が4日間大会で、メジャー競技の「サロンパスカップ」が含まれていたことも大きい。渋野は、メジャーと4日間大会の出場12試合のうち優勝を含めて8回のトップ10入り。鈴木の4回を大きく上回り、ここだけで150.5ptの差(メジャー4試合では101pt)をつけたことになる。鈴木は、いずれも故障により「サロンパス杯」を途中棄権、「女子オープン」を欠場したことも響いただろう。

なお、2015年に鈴木と同じく年間7勝をあげたイ・ボミ(韓国)は歴代最高の769.5ptを記録した。当時はメジャーでは未勝利ながら、9試合の4日間大会をすべて6位以内で終え、2勝を含む6回のトップ3入り。72ホールの争いでズバ抜けた安定感を見せつけた。

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