2019年 大王製紙エリエールレディス

渋野日向子「パットは全然」も得意のロングゲームで見せ場

2019/11/22 19:38
渋野日向子は32パットを要したグリーン上を悔やんだ

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 2日目(22日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6580yd(パー72)

渋野日向子は5バーディ、3ボギーの「70」でプレーし、首位と4打差の通算7アンダー9位と一歩後退した。「パットがもったいない。ほぼほぼ、自分のミス。何回かチャンスがありながら、波に乗れなかった」と悔しがり、「32」を数えたパットのストロークを修正ポイントに挙げた。

パーオン率83%は、2位発進した前日と変わらない。速度のあるグリーンに対し、「パットが全然ダメだった。フックラインもスライスラインも、決めたい距離を右に外している。右にプッシュしているかはわからないけど、打った瞬間に外れるとわかるストロークだったのかなと思う」と反省が口をついて出た。

得意のロングゲームに光明を見出す。パー5での平均スコアは今季ランク5位(パー3は23位、パー4は7位)につけ、この日も4つあるパー5で3バーディ。国内26戦ぶりに予選落ちした前週「伊藤園レディス」は、36ホール中8つあったパー5で1バーディにとどまっていた。「パー5で3つ獲れている。スコアも前週と違うし、内容としても違うと思う」とうなずいた。

終盤17番(パー5)では86ydからの第3打を52度で3mにつけ「入っていなかった距離が、最後に入ってくれた。良い上がりだった」。流れを引き寄せる連続バーディで締めた。「パットはもったいないところがあるので、明日、明後日はしっかり入れていけたら良い」と2試合ぶりの決勝ラウンドを見据えた。(愛媛県松山市/林洋平)

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